朝、ある雑誌のインタビューに答えるため吉祥寺へ。

岡本太郎の特集で、岡本太郎から影響をうけた若物へのインタビューとのこと。

最初からインドや中米、南米なんかの民芸品や民族的なものからの影響が強くて、あるときアートというのも見なきゃな、と思いピカソやらなんやらを見て感じるものがあり、しかし何か違和感があり日本にも気になる人が居たはずだ!と岡本太郎に興味を持ったのが初めだった。ちゃんとした美術教育をうけたことのない自分にとっては専門用語なんかも岡本太郎の本で覚えたものだった。深い感動とともにショックと挫折感を味わい、それ以降の自分の考え方が転換したのは疑うことができない。

挑発されたんだなあ。そしてなんとか自分なりの表現を模索するようになった。そこから始まったんだな。

その他、最近きになっている迷宮とか民族学のことなどいろいろ喋った。

書店に並ぶような本ではないようなので、完成したら自分の個展などで置こうかと思ってます。どういう紙面になるのか、少し不安だけど楽しみだ。

その後、少し晴れたので井の頭公園で散歩。

湖面にせり出した桜はやっぱり圧巻だった。

家に帰って洗濯をした後、横浜へ。

桜木町に行って高架下の壁画を見た。

以前のグラフィティもけっこう好きだったんだけど、今回のもなかなかよかった。

友達のトマト缶くん、移動さん、多聞くんも参加していて、それぞれ他の作品とはひと味違う個性が光ってた。

グラフィティのレベルも高くて、とくにウルトラセブンとキングジョーが戦ってる絵はカッコよかった。

そのまま、以前装丁のお仕事を貰ったことのある春風社に顔出してきた。社長さんが痩せていたので聞いてみたら、去年肩の骨を折って、その影響でいろいろ不調が出て痩せたらしい。骨折が治ったあと別の症状が出て、西洋医学では治せず、東洋医学の特別な先生を見つけて治療を受けたら効果てきめんだったそうだ。

それ以来『気』が気になるという。ぼくも、絵を描くときなどに急にイメージが浮かぶ時には何か外側から来るような気がするんだなあ。この直感といいうか、こうゆうものも一種の『気』なのかもしらん。気とか流動的知性とか数万年単位の人類学とか宇宙観とか、知りたいけど知らないことばっかりだ。まさに一生じゃ足りないなあ。

ついでに新しく入った社員さんの似顔絵を描きました。なかなか好評。

その後、横浜BRITZにてクロマニヨンズのライブを見ました。

かなり前のほうにいたのだけれども、酔っぱらってろれつのまわらなくなっている大声ではしゃぐ軍団の近くに行ってしまってヒジョーに邪魔だったなあ。ライブが始まったら関係なかったけど、年末の大阪のライブのときのほうが楽しかったかな。

ライブはかっこよくて相変わらず楽しかったんだけど、何だか、鳥肌がたつようなのはなかった。

最近、昔のように好きなものを大ファンになるような好きになり方をしなくなったからかもしれない。何回もライブ行き過ぎたのかな?

まあ、来週も見に行くから今度はどう感じるか。

でも、この前見に行ったスーパーチャンタカーズのライブで見た元祖マーベラスという曲では確かに鳥肌が立ってドキドキしたんだ。あれはいいライブだった!