ushinohanashi omote

「しずかに見ているだけだと思っていたが

ゆっくり口をひらき 語り出した。」

うしの口から、ぽつりぽつりと語られる物語の数々を、耳をすませて聞いてみる。

三日月のようなツノに、おおきな体。
どこまでも深い瞳の奥の泉から湧き出した
光の束がうねり
生き生きと動き出し
形をつくって息をする



武田尋善2015年個展第1発目
『うしのはなし』

ボールペン画、木口木版画、粘土作品などなどを出展します。
みなさま、ぜひぜひお越しください!
毎日いますよ!

日時:8/25〜30 11:00〜20:00
最終日のみ18:00まで

場所:アートコンプレックスセンター
2F ACT3
http://www.gallerycomplex.com/

入場無料


武田尋善

1977年生まれ  10代のころからなぜかインドが気にかかり、学生時代は専門学校アジア・アフリカ語学院にてヒンディー語を学ぶ。しかし初の渡印で訪れたのはヒンディー語の通じない南インド。  しばらくインドとは距離を置き巨大な壁面へのアクションペインティングや路上パフォーマンス、富士山頂ライブペイントなど60~70年代の前衛アートを模倣するような、派手な活動を行う。  しかしインドの縁は深く、パフォーマンスをしていた仲間とインドユニット『マサラワーラー』を結成。 日本各地でインドイベントを多数行い、インド通いを再開。さらに理解を深めるため、南インドタミル・ナードゥ州のタミル語を学習し始める。  2011年から、作品の主軸をいままでのアクリル絵の具による原色の絵画から、ボールペンによる細密なペン画に変更。理由は、いつでも手に入る材料で、どんなところにいても絵を描けるようにするため。  インドからの影響は作品にも反映され、以前からテーマにしていた『繰り返し』『陰陽』『螺旋』や仏教、ヒンドゥー教的な考え方がより表現されるようになった。  2014年からは木口木版(こぐちもくはん)にも着手。今まで未知だった版画の世界も楽しんでいる。 個展は年1~2回開催。また、各種企画展などにも参加。発表を行っている。
http://hiroyoshi-takeda.com/