21952643_1477618322333294_662073465_o

先日個展が終わって一息つく間も無く秋のインドイベントがどんどん来ていますが、23.24日は最大のインドイベント「ナマステインディア」でした。

ナマステインディアに初めて行ったのは、ぼくがヒンディー語学生時代。ボランティアスタッフとして参加したのが最初でした。
展示物の搬入搬出や当日の案内などなどをやった記憶があります。

当時のナマステインディアはアサヒビールの建物でやっていました。
そのとき運んだ絵がインドの民俗画のワールリー画やミティラー画で、それがぼくのインドの民俗画との初めての出会いでした。
もともと壁に描く絵なので、絵も壁材みたいな材料に描いてあってとても重かった記憶があります。

そこで来日アーティストのワールリー画の画家、ジブヤさんとサダーシヴさんと出会いました。
また、ドークラーという、蜜蝋で型をつくって一回限りで作る鋳物のアーティストとも仲良くなりました。
で、その一年後、初めてのインド旅行に行く前に卒業論文でワールリー画について書くことに決めて、彼らの村を訪れることにしたのでした。
そのときの日記はここにあります。
http://hiroyoshi-takeda.com/oreindo/indo97/97-8/oreindo8.html

お金もないし、カメラも写ルンですしか持って行かなかったので、全然写真が残ってないのがもったいないけど、とても美しい村で本当にワールリー画の世界がそこにはありました。
夜はホタルがたくさん光っていたこと、家の壁に描いてあるワールリー画を見たこと、そこでマフアー酒を飲んで酔っ払ったこと、家にいたニワトリを絞めて食べさせてくれたこと、ランプのあかりで食べたおいしいご飯のこと、夜に村の神話を聞かせてもらったこと、山の中のマハーラクシュミーのお寺に行ったら御神体が朱色に塗られた石のような女神だったこと…もう20年もまえのことだし、滞在は本当に短かったけれど、新鮮に思い出します。

やっぱり初めての、何もわからないまま飛び込んだ旅のときの気持ちっていうのが、いろいろなことに影響を及ぼしているんだなあーって思います。

で、そのワールリー画のアーティストはナマステインディアではいつも来日するのですが、今回はとてもひさしぶりにサダーシヴさんとの再会がありました。
IMG_20170923_163131
左がゴルカナさんで、真ん中がサダーシヴさん

彼らとの会話では忘れかけのヒンディーもなぜかちょっと流暢になって、お互いの再会を喜びました。
村は20年まえとそんなに変わっていないけど、道路が舗装されたって言ってた。ぼくが結婚して子供がうまれたといったら喜んでくれました。

IMG_20170924_174232
ゴルカナさんの大きなバスを描いた作品の前で

で、20年前にボランティアをやっていたヒンディー語学生がそこでインスピレーションを受けて、ずっと絵を描き続けていたわけですが、なぜか20年後

ステージで踊ることになるとは!

人生わかりません。


踊って来ました。Mikan Bindu先生の率いるインドムービーダンスチーム『SANDOSHAM(サンドーシャン)』で3曲バッチリ!全身全霊全力で踊ってきました!!



まさか自分がこんなに熱心になるとは思っていなかったインドムービーダンス。
ぼくの活動の3本柱は「絵」「インド(料理)」「ダンス」になりました。

燃えた…

というより

ほんとうに、燃え尽きた………

ほんとうーーーーーーーーーーーーーーーーに、ありがとうございました!!

で、このステージをワールリーの画家2人も見てくれて「すばらしかった!」と言ってくれました。
で、「君はいま何をやってるの?」と言われたので

「絵描きと、インド料理と、ダンスです。」
すでにダンスもメインの活動になってる!

ただ、踊りからもまた絵にたくさんのインスピレーションが注がれています。
どんなことも全て絵に集結していきます。

燃え尽きているのもそろそろにして、また描き始めます。

12月には、個展があります。

ではではっ!!!!