武田尋善の『ガギョー!』

武田尋善の芸術活動についてのブログ。

絵を描き、木口木版もやる武田尋善です。
大きな壁画から小さな細密画までなんでも描いています。
武田尋善ホームページ http://hiroyoshi-takeda.com

そして、インドユニット『マサラワーラー』でインド活動もしています。
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→マサラワーラーhttps://masaalaawaalaa.wixsite.com/masalawala

インドムービーダンスチーム『サンドーシャン』で踊っています!
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2009年08月

きのう貰って帰ったヘビウリちゃんたち。

そのうち一匹が早速料理に変身しました。

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右の汁っぽいのがコロンブ、またはコザンブ、またはクリャンブという南インドの酸っぱくて辛いカレー

タマリンドがきいてます。ちょっと砂糖も入れました。

真ん中のはヘビウリのみじん切りとココナツファインと炒め合わせたトーレン。

左のはヘビウリじゃなくってオクラのマサラ炒めです。



そんなインド料理のイベントが今週の日曜日にもありますよー!

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★『え!?寿司屋で南インド料理で絵を描く!?』★

★2009年08月09日((17:00~ 一人2500円 飲み放題付き 定員20名)

場所:うまいすし 魚友

〒249-0005 神奈川県逗子市桜山1-2-21

電話/FAX:046-871-3046

営業時間 11:00 ~ 20:00(水曜定休、祝祭日は営業・翌日代休)

JR逗子駅・京急新逗子駅より徒歩10分 横浜横須賀道路逗子インターより、2.5km

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定員20名。

別のところでも募集しているので、徐々に席がうまりつつあります。

参加希望の方はコメントでお知らせくださいね。

お早めにどうぞ!

インドひと筋。女たちの育む美の世界に魅せられ、ひとり大地を行く。—楽園に心の闇を映すミティラーの民俗画、赤土の谷にはるかな夢を描くシャーンティニケタンの画学生、まばゆい白さに孤独な魂をこめるサルグジャの土人形、針の痛みに命を託す先住民バイガの入れ墨。

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インド櫻子ひとり旅—芸術の大地

という本の出版パーティーにいってきました!


著者の阿部櫻子さんは、我が母校アジア・アフリカ語学院ヒンディー語学科の先輩です。

先輩と言っても、ぼくが在籍中はすでに卒業していましたが、卒業生ともよく会って仲良くなることが多い学校です。

そのとき既にインド先住民族の芸術(壁画や入れ墨などなど)についての研究をされていて、写真の展覧会もありました。

ぼくが卒論でワルリー族の壁画について調べたときには、ミティラー美術館で買った櫻子さんの論文がヒジョーに役に立ちました。


そして、同じくアジア・アフリカ語学院で、一度インド料理を教えに来てくださったのがスパイス研究家の香取薫先生。

これが、インドの縁、カレーの縁で最近ひさしぶりに再会。


そんで、香取先生が櫻子さんと仲良しだったことから出版パーティーのお誘いをもらったのでした。


今日のぼくの仕事は『会場に飾ってある野菜にペイントして盛り上げる!』でした。

ヘビウリやらカボチャやら。

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インドでよく見る『魔除け顔面冬瓜(プーチャニッカー)』をイメージしてみました。


パーティーの料理は香取先生withキッチンスタジオペイズリー作!さすがにおいしい!

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なんと!カードチリがありました。

うまい!そしてスッゲー辛い!

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パコラなんて衣が三種類!

手がこんでます。

ほかにもスナック類からカレー、デザートまで完璧でした。


ヒンディー語の雪下先生はじめ、インド好きなら知らない人はいないような人もいっぱいいました。

なんとウィッキーさんまで!


先輩や先生といろいろ喋っていたら、あっという間に終わってしまった。

インドの縁っておもしろいなあー。

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自由にやろうと思って「自由な絵」を描くと、自由にしなきゃ!と逆に不自由に。

すごくあたりまえのことを開き直ってやらなければいけない。

もっと好きなものを好き勝手に描くのだ。


ヒンディー語テキストの挿絵の仕事をもらって、完全インドな絵イラストを描いた。

時をおなじくして、インド料理熱があがり、同時にインド熱も再燃。

勢いで9年振りのインド行き。


久しぶりのインドで気づいたのだけど、インド人って絵が好きなのかな?

壁画はいっぱいあるし、走ってるトラックとかにも絵が描いてある。

そしてやっぱりゴープラム。

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もうインド味まるだしの絵かいてもいいじゃん。

やるなら思いっきりやろう!

と思って作っているのが『武田寺』

絵じゃありません『観光地』です。

個展では『みやげ』を売ります。


インドのモノマネになると思って封印していたものが

じつは一番オリジナリティがある気がする。

作ってて楽しいしね。


同じ「みやげ」でも違う「みやげ」なのだ。


D

フランスのバンド『mukta』

思いっきりインドなシタールやパーカッションが入っていて、さらに現代的。

もろインド的なのに、すごくオリジナル!

インドやメキシコの建物や彫刻に心奪われた中学生~高校生のころ

美術の授業でアステカの壁画みたいな絵を描いて、なぜか頭がおかしいと思われたこともあったなあ。

クラスメイトから『宇宙人信じてる?』とか聞かれた。

美大に行きたかったけど、美術の予備校があるなんて知らなかった。

美大の試験問題の作品もつまらない。

結局インドを選び(メキシコよりインドが勝ってしまった)ヒンディー語を勉強しにいった。

遠回りだけど自分で絵を描く道をみつければいいと思った。

中学生のころに見たマドゥライのミーナークシー寺院に行く事ができた。

素晴らしい西インドのワルリー族の壁画にも感動した。

人間って、意外とすごいものが作れるんじゃないか!?




描きたいものがインドだったからインドばかり

それが土台になった。

どんなものを描いてもなんだかインドっぽいと言われるようになった。


あるとき、これはどうなのか?と疑問に思った。

インドからもだんだん離れていった。


抽象をかじったり、アヴァンギャルドに憧れたり、いろいろ試してみた。

それぞれ、面白い!

しかし、それでも『インドっぽいよ』と言われることがあった。


アートのマニアみたいな人は、大体ものを見ると何かに似ているという。


あるとき「日本人なんだから、もっと日本的なものを描け」と言われた事がある。

これには強く反発。

だって、子供のころからおれの周りに日本的なものなんて、何かあったっけ!?



しかも、ぞくにいう日本的というのは浮世絵とか禅みたいな、外人が認めたものじゃないの!?

外人に売るための『みやげ』なんじゃないの!?


つづく

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忌野清志郎著

を読んでます。



わかりやすい言葉で、しかし深く迫る内容。


ん?この感じ、岡本太郎の『今日の芸術』みたいだ!

と思ったら、清志郎が『今日の芸術』を読んだって話がでてきて「うお!」と思いました。


『今日の芸術』は何度読んでもケツに火をつけられるような本で、いまでもたまに引っ張り出して読んでます。

この『ロックで独立する方法』もそんな本。



『自分の両腕で食べて行こうって人が、そう簡単に反省なんかしちゃいけない』



さあ、もっと火がつくぞ!個展もついに二週間後だ!

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