武田尋善の『ガギョー!』

武田尋善の芸術活動についてのブログ。

絵を描き、木口木版もやる武田尋善です。
大きな壁画から小さな細密画までなんでも描いています。
武田尋善ホームページ http://hiroyoshi-takeda.com

そして、インドユニット『マサラワーラー』でインド活動もしています。
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2011年03月

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随分ひさしぶりに、青山の岡本太郎記念館に行ってきました。


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生命の樹のミニチュアが展示してありました。


海洋堂が作ったらしく、ひとつひとつがチョコエッグのおまけフィギュアみたいだ。

精巧で楽しい。


数年前、ここでいろんな人の講義があり、毎月集まっては交流したり、刺激を受けたり、ドキドキしながら何か発表したりしたのを思い出す。


ちょっと図書館のようなカビ臭さと、お寺のような涼しさと、アトリエに残る生活感。

なんだか、ちょっと懐かしい。


庭のオブジェはゴキゲンだ!



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岩手県産のでっかい椎茸を見つけた。

さっそく焼いて醤油を垂らして食べました。

やっぱりうまい。


最近、買い物をするとき、産地が気になる。

できるだけ東北の食べ物を食べたい。


なんせうまいし!!

きょうは、宮城のサンマと、宮崎のピーマンを買って帰りました。


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↑オマケ:東北のうまいもの『しそ巻』を作りました。

甘くした味噌をしそで巻いて揚げたもの。

うまい!しょっぱい!!

母方の田舎が岩手の陸前高田なので、子供のころからよく遊びに行っていた。

畑や果樹園や田んぼでは東京にはいない昆虫がたくさん捕まえられるし、すこし歩けば海があって、ヤドカリやら貝を捕まえられるし、釣りをすれば海タナゴやアイナメが釣れる。

高田松原や、大船渡の碁石海岸での海水浴やおじさんの船に乗るのもすごく楽しかったんだ。

親戚と会うのもいつもおもしろくて、毎年遊びに行くのが楽しみだった。



ここ数年、東北で地震が多かったので、心配してた。

母親の話に聞いてたが、チリで発生した地震で大きな津波の被害があったことも聞かされていたし、でっかい堤防や水門も見た事がある。



そして、この間の大地震。


陸前高田や大船渡、宮城、福島のどこにも親戚や知り合いがいる。

テレビを見ると、どこも酷い状況で、特に陸前高田は「壊滅的」とだけしか言っていない。

ネットで検索しても、避難者名簿にも載っていないし、状況は少しも分からなかった。

泳いだ砂浜の松林も、遊びにいった町も見る影もなく海に飲まれてしまっている。

ただ悲しくて悲しくて、涙がでるばかり。



ただ、なんとか生きているはず!と願うしかなくて、ニュースやネットでの情報をみていました。


そして、今日、親戚の無事が確認できました。


よかった…

本当によかった。



でも、まだまだ助かっていない人達のことを思うと、心から喜ぶこともできない。

できるだけ多くの人が助かり、元の美しい風景に戻る事を願います。

おどろいた。


出先の多摩地区での地震!

最初はみんな、いつものことだろうと呑気にしていたのだけれど、ゴゴゴゴゴゴゴという音にすぐに「ただごとじゃない!」と思って机の下に避難。

いままで感じた事の無い、縦に横にの揺れが、なかなか収まらない。

「ついにこのときが来てしまったか」と思いました。

そのあと、安心して笑ったりしてましたが、さすがに何度も余震がくると、自然と笑顔も消えました。


それにしても、どうしようもない。

いろいろなことが、一瞬でひっくり返される。

自然の力にはかなわない。


気づけば皆ヘルメット姿。


帰りは電車が全てストップ。



仕方ないから歩いて調布までいって、そこから自転車でかえりました。

多摩から調布、ゴルフコースあり、山あり谷あり、河を二つ越えて、2時間以上かかってようやく着きました。

河を渡る時の夕焼けがきれいだった。


家族は無事だけれど、東北の親戚が心配だ。


地震速報と余震が来るたびに悲しくなる。


東北の親戚や知り合いの顔を思い浮かべて、心配でなりません。

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美大に行って美術をやるのは当たり前すぎるから、おれはインドを選ぶのだ!

ヒンディー語を勉強するぞ!

と言って進路を決めた高校時代。


そして、インドの寺院の美術や民族画などに触れて、その魅力にとりつかれました。

それはまさに『呪い』

インドの呪いです。


インドを使ってやろうと思ったのが、呪いにかかってしまって『ミイラ取りがミイラになった』のです。


その後、西洋起源の『アート』も見て、その魅力にも打たれたのだけれど、やはりしっくりこない。

そこで日本の熱い『芸術』に励まされて大迫力作品やハプニング的パフォーマンスに身を投じた。



しかし『インドの呪い』は解けていなかった。

ひょんなことから、一緒にパフォーマンスをしていた仲間とインド料理のユニットを組み、若いころには分からなかったインドの魅力にさらに首を突っ込み、驀進したのであります。


『インドで個展がしたい』『インドでマサラワーラーのイベントがやりたい!』という野望を持っていました。



そして…



夢は叶うもんですね。


今度のインド旅行では旅行だけでなく、南インドの大好きな場所で絵画とマサラワーラーとパフォーマンス、全てのイベントができるチャンスに恵まれました。


だいたい決まり!

あとは万難排してやるのみだー!



ずーーーっと回り道なインドと芸術が、やっと繋がってきたのかな。


詳細がハッキリ決まったらまた告知します。

ぜひ、インドまで見に来てくださいませ!

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