武田尋善の『ガギョー!』

武田尋善の芸術活動についてのブログ。

絵を描き、木口木版もやる武田尋善です。
大きな壁画から小さな細密画までなんでも描いています。
武田尋善ホームページ http://hiroyoshi-takeda.com

そして、インドユニット『マサラワーラー』でインド活動もしています。
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→マサラワーラーhttps://masaalaawaalaa.wixsite.com/masalawala

インドムービーダンスチーム『サンドーシャン』で踊っています!
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2015年07月


こんどの個展のタイトルは『うしのはなし』

なんで牛なのか

ぼくは、牛の絵をよく描きます。
牛は大きくて強い。
でも、とてもおとなしくて、飼いならされてたくさん食べられてもいる。

牛は、会ってみると、とても可愛らしい。

しかし、ちょっとぶつかっただけで大怪我するくらい、強い。

牛は黙って草ばっかりたべているけれど、目は大きくてとても深い感じがする。

 哲学者みたいな顔にも見えるし、ただ何も考えてないようにも見えるし

牛が話したら、なにをしゃべるんだろうなあ。
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牛と言えばやっぱりインドということで、これは1997年の初めてのインドにて。
カーンチープラムで白い牛といっしょに。
インドの牛は大きくて、ツノがでっかくて、白い牛はさすがの風格。
でも、野菜盗んだり、道をとおせんぼして怒られたりもしてた。

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 普段ボケ〜っとしているような牛だけれど、本気をだしたらすごい。
人間と牛の生身のガチンコ勝負、ジャリカットゥ。

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乳牛だって、とっても人懐っこくてかわいい。
手を出すとなめて、ひじまでなめられます。
でも、歯が下しかないので噛まれないんだなあ。

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数年前、牛のオブジェを自由に改造するイベントにて。
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牛の背中が山になっていて、牛が祀られているというもの。
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アクリル絵でも牛を描いてた。
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先日、新潟の江戸時代に建てられたお家でライブペイントした牛の絵。
ここの農家さんでも、牛を飼っていたけれど、地震のあと、放射線の含まれた飼料を食べている牛の話が広まり、風評被害で牛の価値がどんどん下がって、仕方なく牛を手放したと話してた。
奥さんが、「この牛の目がやさしいねえー、牛はこんな目をしていたよ」と話してくれました。

それで、この絵を元にして
ushinohanashi omote

 これを描いた。


 IMG_1069
牛の、版画も彫っています。
牛の、創生神話。

個展は8/25〜30 アートコンプレックスセンターです。
もう一ヶ月切った!フハー!!! 

ushinohanashi omote

「しずかに見ているだけだと思っていたが

ゆっくり口をひらき 語り出した。」

うしの口から、ぽつりぽつりと語られる物語の数々を、耳をすませて聞いてみる。

三日月のようなツノに、おおきな体。
どこまでも深い瞳の奥の泉から湧き出した
光の束がうねり
生き生きと動き出し
形をつくって息をする



武田尋善2015年個展第1発目
『うしのはなし』

ボールペン画、木口木版画、粘土作品などなどを出展します。
みなさま、ぜひぜひお越しください!
毎日いますよ!

日時:8/25〜30 11:00〜20:00
最終日のみ18:00まで

場所:アートコンプレックスセンター
2F ACT3
http://www.gallerycomplex.com/

入場無料


武田尋善

1977年生まれ  10代のころからなぜかインドが気にかかり、学生時代は専門学校アジア・アフリカ語学院にてヒンディー語を学ぶ。しかし初の渡印で訪れたのはヒンディー語の通じない南インド。  しばらくインドとは距離を置き巨大な壁面へのアクションペインティングや路上パフォーマンス、富士山頂ライブペイントなど60~70年代の前衛アートを模倣するような、派手な活動を行う。  しかしインドの縁は深く、パフォーマンスをしていた仲間とインドユニット『マサラワーラー』を結成。 日本各地でインドイベントを多数行い、インド通いを再開。さらに理解を深めるため、南インドタミル・ナードゥ州のタミル語を学習し始める。  2011年から、作品の主軸をいままでのアクリル絵の具による原色の絵画から、ボールペンによる細密なペン画に変更。理由は、いつでも手に入る材料で、どんなところにいても絵を描けるようにするため。  インドからの影響は作品にも反映され、以前からテーマにしていた『繰り返し』『陰陽』『螺旋』や仏教、ヒンドゥー教的な考え方がより表現されるようになった。  2014年からは木口木版(こぐちもくはん)にも着手。今まで未知だった版画の世界も楽しんでいる。 個展は年1~2回開催。また、各種企画展などにも参加。発表を行っている。
http://hiroyoshi-takeda.com/

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