武田尋善の『ガギョー!』

武田尋善の芸術活動についてのブログ。

絵を描き、木口木版もやる武田尋善です。
大きな壁画から小さな細密画までなんでも描いています。
武田尋善ホームページ http://hiroyoshi-takeda.com

そして、インドユニット『マサラワーラー』でインド活動もしています。
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→マサラワーラーhttps://masaalaawaalaa.wixsite.com/masalawala

インドムービーダンスチーム『サンドーシャン』で踊っています!
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https://sandosham.amebaownd.com/pages/452677/blog

2018年06月

ぼくはオンボロのバスに乗っていた
シートががたがたで、道も悪いものだから、揺れがすごい。
つねに何かにつまずきながら進んでいるようで、ガタガタゴトゴト跳ねるように走っていた。
車窓からは美しい田園や草原、森や山が見えて、すぐ後ろに流れていく。
遠くを見ていると揺れも気にならない。

どうやらここは漢字圏の国のようで、なんとなく台湾だった。
そして、目的地は『いと』という場所らしい。
漢字では『伊都』というらしい。

やがてバスはある駅のような場所についた。
看板を見ると、ここが伊都であった。
いつのまにかバスの姿はなく、ぼくはホームにいた。

そこに、大きな帆船が停泊している。
水はないのに、電車が停まるようにまるで普通に帆船があった。

ぼくは帆船にのりこむ。
すると、なぜか知ったような人たちがいた。

ぼくらは帆を立てたり、手で空をあおいだりすると、帆船はゆっくりと上昇した。
一生懸命に手であおぎ、帆で風を捉えると、船は空に飛び上がった。

美しい山々を見下ろして、風をうけながらスピードをあげて飛んでいく。
この船での飛行は何かの挑戦らしく、みんな頑張って飛ばしている。

どうやら遠くに見える山の頂上が目的地らしい。

船が大きく弧を描いて湖の上を飛び、草原のはるか上空をすべっていく。

そのとき、ぼくはふと船の全貌を外から見たくなった。

手であおぐのも疲れてきたので、厨房からしゃもじを二本もちだして、両手にもち、しゃもじで泳ぐように手をふると、飛べることがわかった。

ぴょんと飛び出して滑空すると、きもちよくスピードがあがり、みるみるうちに船から遠ざかった。

ちょっと遠くまで飛びすぎたか!?
みるみるうちに船が小さくなり、ついには見失ってしまった。

ぼくはとおくまで飛んでしまい、高い木の頂上に止まった。
下を見下ろすと高くて足がすくむ。

怖いけれど、ゆっくりと木がらジャンプし、しゃもじで風をとらえて飛ぶことができた。

そのあとも、高い建物やグラウンドのネットの上などに着地しながら、遠くに見える目的地の山まで飛んで行った。

ああ、しゃもじじゃなくて団扇でもあったら楽だったのに。となんども思った。


ついに山の頂上につくと、そこには伊都の駅と同じような建物があった。
しかし、とても古くてボロボロで、コンクリートはひび割れて、蔦がたくさん絡まっている。

そこに船は停まっていた。
しかし、船もぼろぼろで、帆はやぶれ、あちこち壊れている。
チームの皆は無事で、疲れているのにも関わらず笑顔で迎えてくれた。




そのあとは、場面展開が多く、いろいろな場所にいったり、過去に会った人が現れたりしたが、あまりストーリーは繋がっていなかった。

夢のなかで訪れた場所の地名を覚えていることなんて珍しいので、『伊都』というのを調べて見たが、とうも台湾にはそんな地名は見当たらなかった。

とても美しいところで、いつか行って見たかったんだけどなあ。

ことしも、スペインのカダケスで開催される小さい版画の展覧会「38th MINI PRINT INTERNATIONAL OF CADAQUÉS 2018(第38回 カダケス国際ミニプリント展)」に入選しました!

カダケス
カダケス2



10cmX10cm以内の版画作品が世界中から大集合する版画展で、スペインのカダケスの他、ピネダ・デ・マール、イギリスのウィングフィールド、フランスのバージェスにも巡回します。

スペインって、いつか行きたいとずっと思っているあこがれの国だなあ〜
ピカソ、ダリ、ガウディ、フラメンコ、闘牛…どれもこれも見たいものばかり!
そこを旅するぼくの作品、たくさんの人に見てもらえたらいいなあー!

スペイン、イギリス、フランスのみなさん、どうぞよろしく!

ひさしぶりに、絵の教室をやります!
しかも、カルチャーセンターでの講座です。

ボールペンを使ったドローイングのワークショップです。
絵がうまくなるとか、上手にかけるようになるというよりも、絵を描くことの楽しみを味わっていただけたらと思います。
描き方よりも、描くこと。

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なにもないところに点が打たれて、そこから走り出した線が面を作り、次々にいろいろな図柄が現れてくる。
真空の闇に浮かんだ一つの雫から宇宙が展開するように。

というと、大げさな感じですが、気軽にやるので大丈夫です。
点や線についてのお話も交えて楽しくやりますので、興味のある方は、どうぞお申し込みください。

詳細、お申し込みはこちらからどうぞ!
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1151753.html

梅雨になって、空気がとてもしっとりしている。

雨が降ると傘をささなくちゃいけなくなるし、洗濯物もかわかない。
とても不便だけれど、雨はきらいじゃない。

雨に濡れると葉っぱもポストも車のボディーも生き返ったように鮮やかな色になるし
街頭の灯はぼわんと大きく丸く光る
アスファルトは鏡のように風景を反転させて、世界は静かに美しくなる。

前回のブログで、カナダのアーティストNiranjan氏とのコラボについて告知していたけど、報告を忘れていました。
まだ未完成ですが、彼のWEBサイトを見ていただくとだいたいわかると思います。
こんな感じです。
https://koboibalikkampung.wixsite.com/momo

いやー、見てもよくわからないかもしれない。。

5/11 ニランジャンと彼の家族と一緒にイベントを行った。
朝、タイミングよく修理から戻って来た愛車で西葛西のウィークリーマンションへ。


インディアンカウボーイ!ニランジャン一家

荷物を積み込み、一路六本木へ!ここでニランジャンが最新のデジカメをレンタルする。
その後、一旦イベントの会場である広尾のコートヤード広尾に寄り、渋谷へ!



メインのイベントの前に、渋谷でゲリラパフォーマンスをやることにしたのだ!
そのパフォーマンスとは、ラジニカーントの大きな旗を渋谷の交差点のところに立てるというもの!

警察に捕まるんじゃないかと怯えるニランジャンの娘!気にせず設置するニランジャン!
日本で一番有名な交差点でドキドキしながらパフォーマンスがはじまりました。
結果的にはだれにも邪魔されることなく、堂々とラジニ様が渋谷にたちあがりました!


その後、夜になりコートヤード広尾でのパフォーマンス。

1:オートリクシャーから現れる黒づくめ(ラジニカーント最新映画Kaalaのスタイル)の3人の男が舞台にあがる。


2:チェロの演奏がはじまる。男たちは儀式を始める。ラジニの旗を設置、桃太郎の五月人形の設置、koboi団子(桃団子の中身にマンゴーパチャディが入っている。桃太郎:こどもの日と、ムルガンへの捧げもののマンゴー、タミルニューイヤーのマンゴーパチャディといういくつかの意味のメタファー)を捧げる。
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3:江戸木純さんがステージにあげられ、koboi団子を食べさせられる。江戸木さんは20年前に『ムトゥ 踊るマハラジャ』を日本に持って来てくださった張本人。ムトゥがなければ日本でのラジニカーントブームはなかった。ということは、マサラワーラーも、サンドーシャンも、このイベントもなかったわけで…

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4:江戸木さんとニランジャンのトーク

5:会場をギャラリー内にうつし、メガホンでの詩の朗読
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6:サンドーシャンが登場し、皆でOruvan Oruvan(ムトゥのテーマ曲)を踊る!
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という、内容でした!!!
いや〜、楽しかった〜!!
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ニランジャンさんとその家族、サンドーシャンのみんな、江戸木純さん、フレイヤさん、そしてお客さんのみなさん、ありがとうございました!!!

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koboi団子、前の日に徹夜して作ったんですが、意外と好評でした!笑

不思議な縁で実現したことだったけれど、ニランジャンから来たカナダからのメールに答えて本当によかったです。
貴重でおもしろい体験でした!

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